東京大学日本語教育センター|Center for Japanese Language Education,the University of Tokyo

一般日本語コース 各クラスの詳細

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(注)下表は標準的な学期の開設クラスです。留学生数の増減などに応じて、学期によっては 開設の仕方を一部変更する場合もあります。


○印は人数に余裕があれば、配偶者の申し込みを受け付けるクラスです。

  クラス名
日本語の
レベル
1週のコマ数 内容(より詳しくは下記) 開設時間帯・教科書
総合日本語
レベル1
初級前期 3コマ ひらがなから始め、初級前半の文型と語彙の学習・運用練習。 一般日本語コース
今学期の詳細



総合日本語
レベル2
初級後期 3コマ 初級後半の文型と語彙の学習・運用練習。
総合日本語
レベルpre3
初~中級移行期 3コマ 初級終了程度の学習者の聴解・読解・漢字・運用力等を強化。
総合日本語
レベル3
中級 2コマ 中級の文型と語彙の学習・運用。運用力・読解力の向上。
  総合日本語
レベル4
中~上級移行期 2コマ 中級後半の学習。上級に近づくための読解・聴解力と発話力養成。
  総合日本語
レベル5
上級 2コマ 終了後は新聞なども読めるような読解力の養成。聴解・発話力も。
  (テーマ別日本語)
中級・話すための日本語(Ⅰ・Ⅱ)

中級

1コマ 日本語による会話の進め方や、コミュニケーションに役立つ表現などを学ぶ。 日本語による会話の進め方や、コミュニケーションに役立つ表現などを学ぶ。
中級後半~上級 1コマ
(テーマ別日本語)
漢字(Ⅰ・Ⅱ)
初級 1コマ

漢字Ⅰ:ゼロからの漢字

初学者が身の回りの漢字や、漢字の仕組み等の知識を身につけることをめざす。

初級後半から 1コマ

漢字Ⅱ:漢字ステップアップ

漢字を少し勉強したことがある人が、使える漢字を増やすことをめざす。

 

(テーマ別日本語)

ビジネス日本語

中級後半~上級 1コマ ビジネスで求められる日本語を、様々なビジネスシーンの疑似体験を通して学習し、総合的な日本語力の向上をめざす。
 

(テーマ別日本語)

日本文化・日本事情

上級以上 1コマ 上級学習者が自らの観点から「日本文化・日本事情」を意味づけ、語り合える力の向上をめざす。

一般日本語コース 総合日本語 レベル1

[申し込み資格] I
東大の留学生
II
東大の 外国人研究者(留学生以外)
III
左記 I・IIの配偶者
 
[レベル] 初級前期
[コマ数] 週3コマ
[内容]

初学者向け日本語コース。日本語の基本的な仕組みや語彙を学習し、簡単なコミュニケーションができるようになることをめざす。〈聞く〉〈話す〉練習を中心とするが、ひらがなも覚える。本学の留学生・外国人研究者の特性や生活に配慮した教育内容となっている。研究等で忙しい人でも受講しやすい週3回のコースとして開講する。人数に余裕があれば、留学生/外国人研究者の配偶者の受講も可。

[注意]

1) ひらがなの勉強から始めますが、すぐにひらがなを覚えてください(書けなくてもかまいませんが、読めるようになってください)。クラスが始まってから約2週間後のクラスで、ひらがなが読めるかどうかをチェックするテストを行います。このテストで70%未満の人は、後日、個別に追試をします。追試でも70%未満の場合は、その後の授業を受けることができません。
2) 漢字については特に勉強しません。漢字に関心がある人や、将来、中級以上に進みたい人は、「漢字」のクラスも受講してください。
3) ときどき英語を使って説明することがあります。英語がよくわからない人は、受講しにくいかもしれません。

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一般日本語コース 総合日本語 レベル2

[申し込み資格] I
東大の留学生
II
東大の 外国人研究者(留学生以外)
III
左記 I・IIの配偶者
 
[レベル] 初級後期
[コマ数] 週3コマ
[内容]

初級後半の日本語コース。このレベルにふさわしい文法や語彙を学習し、レベル1よりも進んだコミュニケーション力の習得をめざす。〈聞く〉〈話す〉練習を中心とするが、ひらがなで書かれた教科書を読む練習も加える。本学の留学生・外国人研究者の特性や生活に配慮した教育内容で、週3回の開講。人数に余裕があれば、留学生/外国人研究者の配偶者の受講も可。

[注意]

1) 漢字については特に勉強しません。漢字に関心がある人や、将来、中級以上に進みたい人は、「漢字」のクラスも受講してください。
2) ときどき英語を使って説明することがあります。英語がよくわからない人は、受講しにくいかもしれません。

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一般日本語コース 総合日本語 レベルpre3

 

[申し込み資格] I
東大の留学生
II
東大の 外国人研究者(留学生以外)
III
左記 I・IIの配偶者
 
[レベル] 初~中級移行期
[コマ数] 週3コマ
[内容]

初級の学習を終えた人が、初級の日本語力を確実に身につけて、コミュニケーション力や聴解・読解・漢字の力を高め、中級につなげていくためのコース。初級学習後にすぐ中級クラスに入ると「難しくてわからない」「知識は増えるが使う力がつかない」などの反応が多く出るため、移行を円滑にするためのステップとしてこの段階のクラスを提供している。週3回の開講。人数に余裕があれば、留学生/外国人研究者の配偶者の受講も可。

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一般日本語コース 総合日本語 レベル3

 

[申し込み資格] I
東大の留学生
II
東大の 外国人研究者(留学生以外)
III
左記 I・IIの配偶者
 
[レベル] 中級
[コマ数] 週2コマ
[内容]

中級前半の日本語コース。このレベルにふさわしい文法や語彙を学習し、コミュニケーション力の向上をめざす。〈聞く・話す〉練習を中心とするが、ひらがなと漢字で書かれた読み物を読む練習も加える。週2回の開講。人数に余裕があれば、留学生/外国人研究者の配偶者の受講も可。

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一般日本語コース 総合日本語 レベル4

 

[申し込み資格] I
東大の留学生
II
東大の 外国人研究者(留学生以外)
III
左記 I・IIの配偶者
  ×
[レベル] 中~上級移行期
[コマ数] 週2コマ
[内容]

中級後半から上級に近づくための日本語コース。このレベルにふさわしい文法項目のうち特に実際のコミュニケーションにつながるものを選んで学習するとともに、ダイアログの練習、聴く練習(実際のテレビ/ラジオ番組など)、読む練習(書物や雑誌の一部など)も加え、総合的に日本語力を高めることをめざす。週2回の開講。

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一般日本語コース 総合日本語 レベル5

 

[申し込み資格] I
東大の留学生
II
東大の 外国人研究者(留学生以外)
III
左記 I・IIの配偶者
  ×
[レベル] 上級
[コマ数] 週2コマ
[内容]

上級レベルの日本語コース。このレベルにふさわしい、現代日本の諸相についての読み物を読んだり(または番組などを視聴したり)、それについてディスカッションをしたり、その過程で出てきた文法事項や語彙を学習したりして、日本語力を総合的にさらに高めることをめざす。週2回の開講。

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一般日本語コース テーマ別日本語 中級・話すための日本語Ⅰ・Ⅱ

 

[申し込み資格] I
東大の留学生
II
東大の 外国人研究者(留学生以外)
III
左記 I・IIの配偶者
  ×
[レベル] 中級・話すための日本語Ⅰ:中級,  中級・話すための日本語Ⅱ:中級後半~上級
[コマ数] 週1コマ
[内容]

中級・話すための日本語Ⅰ:「日本語で依頼する, 許可をとる, 質問する」など、日常生活のさまざまな場面での日本語の自然な会話の進め方や日本人とのコミュニケーションに役立つ表現などを学びます。会話の練習をするために必要な聴解の練習もします。 授業では、さまざまな状況設定を日本語で聞いたり読んだりして理解できる必要があるので、初級終了以上(レベル3以上)のレベルであることが受講の条件です。

中級・話すための日本語Ⅱ:「日本語で依頼する, 許可をとる, 理由を説明する」など、日常生活で起こりうるさまざまな場面で、よりネイティブスピーカーに近い表現や会話の進め方で話せるようになることを目指します。また、知識として知っている日本語と会話での日本語との違いを考え、より自然な表現を使って話せるようになるための練習をします。話す練習もしますが、自由にたくさん話すためのクラスではありません。中級後半以上(レベル4-5以上)の日本語の知識があり、日本語で自分の意見が話せることが受講の条件です。

[注意]

初回の授業で簡単なテストをして、ふさわしいレベルであると認められた人だけに受講を認めます。受講希望者はまず、申し込みをした上で、必ず初回の授業に出席してください。テストを受けなかった人や、テストの結果、クラスのレベルに合わないと判断された場合には受講できません。

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一般日本語コース テーマ別日本語 漢字I・II

 

[申し込み資格] I
東大の留学生
II
東大の 外国人研究者(留学生以外)
III
左記 I・IIの配偶者
 
[レベル] 漢字Ⅰ:初級,  漢字Ⅱ: 初級後半から
[コマ数] 週1コマ
[内容]

漢字Ⅰ:「ゼロからの漢字」 初めて漢字を勉強する人のためのクラス。「漢字についての見方」を養うために、漢字の字形・構成、表意文字であること、部首、字源、……などに目を向けるよう導くとともに、基礎的な漢字約150字を学習する。日常生活で出会う漢字の意味がある程度推測できるようになり、また、自力で漢字を学習して増やしていけるようになることをめざす。

漢字Ⅱ:「漢字ステップアップ」 漢字が150~200ぐらいわかり、これから使える漢字の数をもっと増やしたい人のためのクラス。漢字の字形・意味・用法などを手がかりに400~500字の漢字を覚えるためのサポートを行う。漢字学習を通して日本語の語彙力をつけることもめざす。

[注意] 1) 初回の授業で簡単なテストをして、ふさわしいレベルを決めます。受講希望者は、まず申し込みをした上で、必ず初回の授業に出席してください。初回の授業を欠席した人や、テストの結果、クラスのレベルにあわないと判断された場合には、受講できません。 2)「漢字Ⅱ」を取るのにふさわしい人は、次の2つの条件を両方ともみたす人です。このレベルに達していない人は、「漢字Ⅰ」を取ってください。 a) 漢字が約150以上わかる人。(たとえば、Basic Kanji Book(凡人社)Vol.1の漢字の約60%以上)。b) 簡単な日本語を使って行う授業がわかるだけの日本語能力がある人。

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一般日本語コース テーマ別日本語 ビジネス日本語

 

[申し込み資格] I
東大の留学生
II
東大の 外国人研究者(留学生以外)
III
左記 I・IIの配偶者
  ×
[レベル] 中級後半~上級
[コマ数] 週1コマ
[内容]

ビジネスの現場でどのような日本語が、どのように使われるか学びたい人のためのクラスです。授業では、ビジネスシーンの映像を見たり、文書を読んだりして、ビジネス日本語の世界を疑似体験しながら、ビジネスで求められる表現や敬語、わかりやすい話し方、簡潔な文書の書き方などを学びます。

[注意]

・「ビジネス日本語」の受講には、一般日本語コースのレベル4以上(中級後半~上級、JLPTのN2程度以上)の日本語力が必要です(一般日本語コースのレベル3以下のクラスと同時に受講することはできません)。また、基本的な敬語がわかることが受講の条件です。初回の授業で簡単なテストをします。

・本コースは、近い将来、日本企業等への就職を考えている人を対象としていますが、エントリーシートの個別添削指導などは行いません。

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一般日本語コース テーマ別日本語 日本文化・日本事情

 

[申し込み資格] I
東大の留学生
II
東大の 外国人研究者(留学生以外)
III
左記 I・IIの配偶者
  ×
[レベル] 上級以上
[コマ数] 週1コマ
[内容]

上級学習者が自らの観点から「日本文化・日本事情」を意味づけ、語り合える力を向上させるクラスです。授業では、動画や読み物を扱いますが、単に日本文化・日本事情に関する資料を理解するだけでなく、自分が属してきた社会やその文化との比較を行います。比較をとおして、日本文化や日本事情に関する理解を深めることを目指します。
上級レベルまで学習し、さらに日本語を使って議論する力を身につけたい人、自分の日本語を一層磨きたい人に、おすすめです。

[注意]

(受講の条件)

① 日本語レベルがセンターのレベル5相当(JLPT N1)以上
② 学習活動に積極的に参加できること
*上記の日本語レベルであっても、日本語の運用力(話す・聞く)が学習活動のできるレベルに達していない場合は、受講をおことわりすることがあります。

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